「獣の奏者 Ⅲ 探求編」

個人的評価：★★★★★

読み始めたときに、Ⅱの時から１１年後の話になっているので、母親になったエリンという存在に、ちょっと違和感がありました。

でも、エリン自体は、まったく変わっていないので、慣れてしまったらサクサク読めました(o^－^o)

Ⅰ・Ⅱも壮大な話だと思っていたけれど、Ⅲはさらに大きな話になってきました！

そのせいで少し話が暗いかな、という気はしますが、謎が現れては、エリンがそれを解き、さらに謎が現れ、深まっていく・・・そんな感じで、どんどん話しに引き込まれていきます。

Ⅱまでと同様、とてもオススメの話です♪

内容（「BOOK」データベースより）：
あの“降臨の野”での奇跡から十一年後―。ある闘蛇村で突然“牙”の大量死が起こる。大公にその原因を探るよう命じられたエリンは、“牙”の死の真相を探るうちに、歴史の闇に埋もれていた、驚くべき事実に行きあたる。最古の闘蛇村に連綿と伝えられてきた、遠き民の血筋。王祖ジエと闘蛇との思いがけぬつながり。そして、母ソヨンの死に秘められていた思い。自らも母となったエリンは、すべてを知ったとき、母とは別の道を歩みはじめる…。